フランス人は、材料、調理方法、道具などがミニマル(=必要最低限)で、素材をシンプルに調理するのが上手。だから、食事作りに苦痛を伴いません。作り置きも献立も不要、道具はひとつあれば十分、味付けは“塩だけ”など、ヨーロッパでの修行経験から料理家として活躍している上田淳子先生ならではの視点で、ミニマルな「フランス的ごはん」レシピを紹介。この1冊あれば、レシピ不要でささっと料理が作れるようになります。
ムダをそぎ落とせば、食事作りはもっとラクになる!
毎日の暮らしをもっと豊かに過ごしたい人におすすめの、フランス流ミニマル料理レシピ集です。
気負わず作れる「フランス的ごはん」は、なぜミニマルなのか? その秘密は、合理的なフランス人らしい考え方と、フランス料理ならではのシンプルな調理法や味つけにありました。
ミニマルな理由①
必要最低限の調理なので、レシピ不要で作れるようになります。
ミニマルな理由②
10~15分ですべて完成します。だから作り置きは必要ありません。
ミニマルな理由③
道具は1つ、調理法は2つだけで、すべてのメニューが作れます。
ミニマルな理由④
味つけは塩だけ。調味料の配合は不要です。
ミニマルな理由⑤
献立は不要。たんぱく質+野菜の大きなひと皿で十分です。
ミニマルな理由⑥
フランスに副菜はありません。ひと皿加えるならシンプルな前菜を。
【「焼く」、「軽く煮る」のメイン料理】
1人分の食事はかたよりがちですが、パパッと作れる2つの調理法ならば、たんぱく質と野菜がバランスよくとれます。肉や魚はフライパンでさっと焼くだけ、軽く煮るだけで、あとは季節の野菜を添えたり、ソースにしたり、また一緒に火を通したりするだけ。買い慣れた肉や魚を使い、ご飯にもパンにもパスタにも合う料理です。
【ひと皿足すならシンプルな前菜】
メインだけではちょっと物足りない、また時間と気持ちに余裕があるというときは、野菜をシンプルに料理して前菜にしましょう。エチュベ、ソテー、マリネ、スープ、サラダの5つの調理法があれば、同じ野菜が続いても飽きずに食べられて使い切れます。野菜本来の味がストレートに愉しめる、塩味ならではのおいしさです。
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著者プロフィール
上田淳子
料理研究家。神戸市生まれ。辻学園調理技術専門学校卒業後、同校の西洋料理研究職員を経て渡欧。スイスのホテルやパン店、フランスではミシュランの星つきレストランやシャルキュトリーなどで約3年間研鑽を積む。帰国後、シェフパティシエを経て料理研究家として独立。自宅で料理教室を主宰するかたわら、雑誌やTV、広告などでも活躍。ワインに合う日本食の提案イベントや、双子の母としての経験を生かした食育についての活動も行う。確かな技術や知識、経験に基づいたレシピ集は、わかりやすさと作りやすさに定評がある。近著に『上田家ごはん』(文化出版局)、『今さら、再びの夫婦二人暮らし』(オレンジページ)など多数。
Instagram @ju.cook
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書誌情報
『フランスの台所から学ぶ 大人のミニマルレシピ』
■発売日:2023年5月31日(水)
■定価:1,870円(税込)
■発行:株式会社世界文化ブックス
■発行・発売:株式会社世界文化社
https://www.amazon.co.jp/dp/4418233040
『帰りが遅くても かんたん仕込みですぐごはん』
■定価:1,434円(税込)
■発行:株式会社世界文化ブックス
■発行・発売:株式会社世界文化社
https://www.amazon.co.jp/dp/4418193030/
『おいしくなって保存もきく!塩糖水漬けレシピ』
■定価:1,540円(税込)
■発行:株式会社世界文化ブックス
■発行・発売:株式会社世界文化社
https://www.amazon.co.jp/dp/4418203117/
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