東京六大学 学部・学科別学費ランキング
東京六大学とは、「東京六大学野球連盟」に加盟所属する大学群のことを指します。具体的には、東京大学、早稲田大学、慶応義塾大学、明治大学、立教大学、法政大学の6つ。各大学は入学難易度が高く人気もあり、毎年多くの学生さんが入試を受けています。 これらの大学は学費も非常に高額です。記事作成時に発表されている初年度の学費は、東京大学以外すべての大学で100万円を超えており、2年目でも年間100万円以上かかる大学が多くなっています。 具体的にみていくと、東京大学(全学部)の初年度学費が81万8000円で最も安く、慶応義塾大学医学部が384万3250円で最も高くなっています。また、文系学部が理系学部より30万円~50万円ほど安くなる傾向があります。 大学の学部別にみていきましょう。早稲田大学で最も安いのは「法学部」で、最も高いのは「先進理工学部」になっています。立教大学で最も安いのは「観光学部」、最も高いのは「グローバル・リベラルアーツ・プログラムコース」。法政大学で最も安いのは「文学部哲学科」、最も高いのは「理学部航空学科」。明治大学で最も安いのは「商学部」、最も高いのは「総合数理学部先端メディアサイエンス学科」「ネットワークデザイン学科」。慶応義塾大学で最も安いのは「文学部」、最も高いのは「医学部」になっています。 大学の平均でみると、初年度の学費が一番安いのは東京大学で81万8000円。そのあとは早稲田大学が138万円、立教大学が149万円、法政大学が150万円、明治大学が156万円、慶応義塾大学が189万円と続きます。
高額な学費のせいで学業に専念できない学生
このようなお金を準備することは、多くの家庭にとって難しいことです。厚生労働省の平成30年「国民生活基礎調査の概況」及び日本学生支援機構の平成30年度「学生生活調査」によると、日本の平均世帯年収は552.3万円です。大学生のいる世帯の平均年収は552万円よりも少し高めですが、「家庭からの給付のみで修学可能」と回答したのは38.3%。6割は世帯収入だけでは我が子を大学に通わせられないということです。 さらに居住形態別の生活費を見てみると、自宅居住の場合、国立大学の学生で112万2300円、私立大学の学生で181万800円。アパート等に居住の場合、国立大学の学生で176万5800円、私立大学の学生で249万5300円必要です。 家庭からの仕送りがあるとしても、足りない分は奨学金やアルバイトなどで補わなければなりません。1週間のうち、20時間以上アルバイトをしているのは12.8%。31時間以上アルバイトしているのは2.7%。大学後半にもなれば空いた時間をアルバイトに費やす学生は少なくありませんが、生活のために働かざるを得ない学生がいるのも明らかな事実です。 コロナ禍で、学生でも就労可能な飲食店や塾講師などのアルバイトが困難な状況になった今、学費にシビアになっているご家庭も多いもの。早急な支援が求められています。 ***************************** 参考 <東京大学> 入学料・授業料 https://ift.tt/311KHNe <早稲田大学> 2021年度学部入学者 入学金・学費・諸会費 一覧表(初年度)https://ift.tt/3rd1oQq 2021年度学部入学者 入学金・学費・諸会費 一覧表(第2~4年度)https://ift.tt/3r9Ot1u <慶応義塾大学> 【学部】学費 https://ift.tt/3eZyhxC <明治大学> 入学金・学費 https://ift.tt/393YeYY <立教大学> 2021年度の学費について https://ift.tt/3vP3YiX <法政大学> 2021年度学費一覧 https://ift.tt/3vLZp9l
GGO編集部
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