
社会のひずみで苦しむ人のための党
――まず公明党とはどういうことを理念にした政党ですか。 名前のとおりクリーンガバメント。きれいな政治、清潔な政治を目指そうというイメージがあります。政策の中身としては、生命、生活、生存を最大に尊重する人間主義という理念を掲げています。 例えば、私たちは個々の人間ですから一つの生命体です。でも家族や社会になると、もう少し広い概念になって生活を中心に考えます。また、人類が生きるこの地球規模の問題、国際社会になると生存を重視する。それらが最大に安定して満たされた世の中をつくっていこうというのが公明党の理念です。 ――福祉と平和の党というイメージと、庶民の党みたいなイメージがあるんですけれども。 そうですね。庶民の党というのは、公明党の立党精神に受け継がれたものがあります。「大衆とともに」。ちょっと古臭い言葉に聞こえるかもしれませんが、民主主義とは、そもそも国民、民衆、人々と一緒に歩む。一緒に語り合う。皆さんの声を政策にしていく。これが公明党のスタイルですね。 ――支持層はどういった人が多いんですか。婦人部が強いイメージがありますが、他の党に比べてこういう階層の人が多いとか、その辺はいかがですか。 公明党が誕生した時代は、高度成長期が始まった頃です。都市部に地方からいろんな人が出てきました。そうした中で政治は、経営者や支配層を中心にした自民党と、働く人の労働組合を中心にした社会党に二分されていたころでした。 けれども、都市に集まってきた人たちはそのどこにも当てはまらない方々が大勢いらっしゃった。高度成長で社会のひずみが急に広がりましたから、そういう人の声や政治に参加しにくい女性の声を受ける。ですから、女性とか中小企業で働く人、自営業の人などが支持層で多かったです。今も中心的だと思います。
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