ビル・フアン氏のファミリーオフィス、アルケゴス・キャピタル・マネジメントのポジション破綻で打撃を受けた クレディ・スイス・グループが経営陣を刷新する。
複数の関係者によると、投資銀行責任者ブライアン・チン氏は退職する見通しで、6日にも発表の可能性がある。公表前だとして関係者は匿名を条件に明らかにした。
同行首脳らはララ・ワーナー最高リスク責任者(CRO)を交代させる人事も検討している。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)はワーナー氏が退職する方向だと伝えた。トマス・ゴットシュタイン最高経営責任者(CEO)は引き続きCEO職にとどまる見通し。
関係者によると、マージンコール(証拠金請求)に応じられずポジションが強制的に清算されたアルケゴスに関連し、クレディ・スイスは 数十億ドルの損失が発生する可能性がある。同行はアルケゴス関連で重大な損失に見舞われることを認めており、今週にはこの問題に関する最新情報を投資家に示す見込み。プライムブローカレッジ業務の見直しも計画している。
ブルームバーグが確認した同行のスタッフ宛て文書によれば、株式セールス・トレーディング責任者のポール・ガリエット氏は即日退任するが、4月中は移行を支援する。執行サービスのグローバル責任者アンソニー・アベナンテ氏が暫定的にガリエット氏の後任として兼務する。

ブライアン・チン氏
チン氏はゴットシュタインCEOが昨年、投資銀行部門とトレーディング業務を統合した際に同部門CEOに昇格。ティージャン・ティアム前CEO時代にアンダーパフォームが続いていた同事業を主要な収益源に成長させるのに尽力した。2016年にはグローバル・マーケッツ部門のCEOに起用されていた。
クレディ・スイスの担当者はチン氏の退職などの人事に関してコメントを控えた。チン氏に取材を試みたが現時点で返答はない。ワーナーCROに関するFT紙の報道についても同行担当者のコメントは得られていない。
原題:
Credit Suisse Executives to Depart After Losses From Archegos(抜粋)
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