新型コロナウイルスの感染後に回復したにもかかわらず、様々な後遺症で苦しむ人が相次いでいる。そんななか、「ブレインフォグ」とよぶ脳に霧がかかったような状態を経験する人が少なくない。ただ、ウイルスとの因果関係や発症する仕組みなどに不明な点が多い。米国は本格的な調査に乗り出した。
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新型コロナでは様々な後遺症が報告されている。感染症で広く報告される倦怠(けんたい)感や頭痛、呼吸困難に加えて、嗅覚や味覚の異常、睡眠障害、脱毛などがある。新型コロナの感染拡大がいまだに収まらないなか、後遺症の研究や対策が後手に回っている。
ブレインフォグは頭の中に霧がかかったような状態で、考えたり集中したりするのが難しくなる。日本神経学会理事の下畑享良・岐阜大教授は「臨床医にとってなじみの薄い用語だ」と話す。正式な病名ではなく、あくまでも患者が訴える自覚症状だ。新型コロナウイルス感染症に関する論文報告などでたびたび使われるようになり、...
からの記事と詳細 ( コロナ後遺症「ブレインフォグ」 慢性疲労症候群と関係か(写真=共同) - 日本経済新聞 )
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