まず、ペット用品を取り扱っている企業の認知度を調査したところ、「ユニチャームペット」が1017票、「アイリスオーヤマ」が860票、「ドギーマンハヤシ」が842票という結果になった。衛生用品やフードを手掛ける会社の認知度が高いことがわかる。RABOとラングレスはペットテック商品を扱う新興会社ということもあり、まだ認知度は高くないようだ。
次に、犬を飼っている人を対象にペットテック商品(犬用)の認知度を調査した。「犬を見守るようのカメラ」が675票、「自動給水器」が608票、「自動給餌器」が602票と続いた。さらに、これらの商品のうち欲しいと感じるものを選択してもらったところ、「犬を見守るようのカメラ」が311票、「ダニやノミを寄せ付けない装置」が233票、「自動給水器」217票という結果になった。
「ダニやのみを寄せ付けない装置」は認知度はあまりないものの、欲しいと感じる飼い主は多いようだ。また、「健康をチェックする機械」に177票入っていることから、愛犬の健康をテクノロジーで管理・改善したいと考えている人が多いことがわかった。「健康をチェックする機械」ではRABOのCatlogが知られている。この商品は猫専用の商品だが、犬の健康管理に応用できる日もくるかもしれない。
猫用グッズの認知度も同様に調査した結果、「自動給餌器」が439票、「猫を見守る用のカメラ」が433票、「自動給水器」が429票と続いた。次に、欲しいと感じる商品を回答してもらったところ、「猫を見守るようのカメラ」が171票、「自動トイレ」が163票、「自動給餌器」が155票という結果になった。「猫を見守るようのカメラ」に注目が集まっているようだ。最近のカメラは高性能の物が多く、なかでもマルカンは給餌器にカメラを搭載した商品を販売している。
次の調査では、「欲しいと感じる商品」で上位3位までに入っていたものを買ってもよいと感じる値段を聞いた。まず、犬用商品(犬用カメラ・ダニノミを寄せ付けない装置・自動給水器)については、ダニノミを寄せ付けない装置と自動給水器の値段は、相場とあまり変わらない結果となった。しかし、犬を見守る用のカメラは、相場よりもかなり安い価格で購入したいと考えている人が多いようだ。
猫用グッズについては、自動給餌器は相場と同じ値段で購入したいと感じているようだが、猫用カメラと自動トイレは相場よりも安価で購入したいと感じている人がほとんどだった。自動トイレは、物によっては10万円以上の値段がする商品のため、手が出しにくいと感じていることがわかる。カメラや自動トイレなど、高価な商品は購入を躊躇してしまうが、犬猫が10年以上生きることを考えると購入の選択肢もあるように思われる。
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