Pages

Tuesday, January 5, 2021

NY証取、中国通信会社の上場廃止を再び検討-関係者 - ブルームバーグ

1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)は中国の大手国有通信会社3社の上場廃止方針を撤回したものの、ムニューシン米財務長官から異議を伝えられた後、当初の方針に戻ることを検討している。事情に詳しい関係者3人が明らかにした。

  ムニューシン長官は5日、NYSEのステーシー・カニンガム社長に電話で異議を伝えた。協議が非公開であることを理由に同関係者が匿名を条件に語った。

  NYSEの4日の上場廃止方針撤回はホワイトハウスと財務省、国務省の一部当局者にとって寝耳に水の出来事だった。トランプ大統領が昨年11月に署名した、米安全保障を脅かす中国企業への米国人の投資を禁じる大統領令の策定に寄与した当局者の間にも混乱が広がった。

  NYSEは昨年12月31日にチャイナモバイル(中国移動)とチャイナテレコム(中国電信)、チャイナユニコム(中国聯通)香港の上場廃止を発表していた。

  NYSEの方針が二転三転したことに加え、米財務省外国資産管理局(OFAC)の発表文が上場廃止時期や対象企業を明示にしていなかったため、米証券会社や資産運用会社は困惑し、世界のトレーダーの間には不安が広がっている。

  事情に詳しい複数の関係者によると、NYSEは当初、大統領令に従って上場廃止を決めたものの、これらの企業が実際に投資禁止の対象になるかどうかが不透明になったため方針を撤回した。政府から対象企業になるとの確認が伝えられれば、NYSEは上場廃止を進める見通しだという。関係者の1人は、財務省がOFACを通じてさらなる説明を行う可能性があると語った。

  NYSEと財務省のスポークスマンはコメントを控えた。財務省は4日、NYSEが上場廃止方針撤回を発表する数時間前に、大統領令の内容を説明する 文書を公表した。

原題: NYSE Weighs Reverting to Original Plan to Delist China Shares(抜粋)

(5段落目以降に背景などを追加して更新します)

Let's block ads! (Why?)


からの記事と詳細 ( NY証取、中国通信会社の上場廃止を再び検討-関係者 - ブルームバーグ )
https://ift.tt/3ni5iWb

No comments:

Post a Comment