[4日 ロイター] - 中国政府系英字紙チャイナ・デーリーは、中国と米国の関係における一部のダメージは「修復不可能」と警告した。
論説記事で、中国共産党の党員とその家族に対するビザ規制の強化や、新疆産綿製品の輸入禁止措置は「懸念すべき兆候」との認識を示した。
また「たとえ新政権が両国間の緊張を和らげる意思があっても、一部のダメージは、現職の大統領が意図するように修復不可能だ」と主張した。
両国関係は、貿易、ハイテク部門、安全保障、人権問題、新型コロナウイルス感染症を巡り過去数十年で最悪の状態にある。
同紙は、両国関係は「危うい方向」にあると指摘した。
トランプ政権は3日、投資を禁じる中国軍関連企業に半導体メーカーの中芯国際集成電路製造(SMIC)や中国海洋石油集団(CNOOC)など4社を追加した。
中国の崔天凱・駐米大使は3日、バイデン新政権誕生後に両国関係のリセットを望む考えをツイッターに投稿。
「両国の間には常に違いが存在するが、対立や戦争を正当化するものではない。相互に多大な尊敬と理解があれば、これらの違いへの対応は可能で、関係全体を損なうことはない」との認識を示した。
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December 04, 2020 at 12:27PM
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米国との関係、一部のダメージは「修復不可能」=中国紙 - ロイター
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