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Friday, July 10, 2020

ライコネン、ベッテルとフェラーリの関係悪化を疑問視「チームにとって利益にならない」 - Motorsport.com 日本

 アルファロメオのキミ・ライコネンは、チーム離脱が決まっているセバスチャン・ベッテルとフェラーリの関係は、一部の人々が考えるほど悪くないのではないかと語り、フェラーリはベッテルにシャルル・ルクレールと同じ待遇を与えると確信しているという。

 フェラーリは2021年以降に向けてベッテルとの契約延長ではなく、カルロス・サインツJr.(現マクラーレン)との契約を選択。ベッテルは2020年限りでチームを離れることになる。

 ベッテルは開幕戦が行なわれた先週のオーストリアで「フェラーリから契約延長のオファーがなく驚いた」と明かした。これはベッテル離脱を発表した際の「我々とセバスチャンが共に下した決断」だというフェラーリの説明と矛盾する。

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 ライコネンは、2015年から2018年までベッテルと共にフェラーリでレースをし、2019年からアルファロメオへと移っている。個人的にもベッテルと親しいライコネンに、ベッテルがフェラーリで不当な扱いを受けていると思うかと訊くと、彼は人々が考えるほど両者の関係が悪化したとは考えていないと答えた。

「先週末に彼と会った時、僕はすぐに彼と話をした。決勝スタートの前だったと思う。そしてそれが、僕が知っている全てだ」

「何が起こっているのか、僕には分からない。それは僕に関係ないことだ。何が起こっているのか分からないのに、誰かが不当に扱われているかどうかコメントするのはフェアじゃないと思う」

「人々が想像しているように、彼らの関係が悪くなっているのか疑わしいと僕は思っている」

「どちらにせよ、チームを去る時や、離れることを選択した時はこんなことが起きるものだ。彼の将来がどうなるか見てみる必要がある。彼に尋ねる必要がある」

「まだ1レース終わっただけだから、あまり多くのことを言わないようにしたい。フェラーリにとってもアルファロメオにとっても簡単なレースではなかった。第2戦は先週末よりもはるかに強力なはずだ」

 ライコネンのフェラーリ離脱は、2018年のイタリアGPで発表された。シーズン残り7レースの時点で、シャルル・ルクレールが後任として昇格することが発表されたのだ。

 しかし、当時ライコネンの扱いが変わることはなかったという。

「全く変わらなかった」

「だから2台とも全く同じ扱いを受けると確信している。2台ともが最高の結果を得ようとすることは、チームにとっての利益になるので、なぜ違うことをするのか分からない」

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