プライベートエクイティー（ＰＥ、未公開株）投資会社の米 ＫＫＲは、同社３本目のアジア向けバイアウトファンドで100億ドル（約１兆700億円）余りを集めた。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたもので、米ＰＥ会社によるアジア向けのバイアウトファンドで最大規模となる資金調達は順調に進んでいるもようだ。
ＫＫＲは正式発表から７カ月以内に 125億ドルを調達する目標の８割を達成。今月末までに第１ラウンドを終了する予定だ。非公開情報だとして関係者らは匿名を条件に明らかにした。同ファンドが目標額に届けば、 ヒルハウス・キャピタル・グループが2018年にアジア向けで調達した106億ドルを抜く。
新型コロナウイルス感染拡大で世界経済に打撃が及ぶ中、ＫＫＲは今年、評価が急落した資産を世界中で積極購入している。ＫＫＲなど長期にわたる実績を持つ比較的大きなファンドは、新型コロナによる混乱でも追い風を受けており、感染拡大や貿易戦争による資金フローの落ち込みをうまく乗り越えている。
ＫＫＲ、新型コロナ危機で活発な動き－金融危機に学び矢継ぎ早に投資
ＫＫＲのメディア担当者はコメントを控えた。
原題： KKR Said to Amass $10 Billion For Its Biggest Asia Buyout Fund（抜粋）
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June 24, 2020 at 08:28AM
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ＫＫＲ、アジア向けバイアウトファンドで100億ドル超集める－関係者 - ブルームバーグ
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