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Thursday, May 14, 2020

円上昇、コロナ不況や米中関係を懸念-豪雇用悪化で豪ドル・円主導 - ブルームバーグ

東京外国為替市場では円が上昇。新型コロナウイルスによる米国の不況長期化や米中関係の緊張が懸念される中、リスク回避の流れが継続。特に雇用の大幅悪化が示されたオーストラリアドルに対して円買いが強まり、ドル・円も株安や米金利低下を背景に1ドル=107円を割り込んだ。

  • 円は主要通貨すべてに対して上昇
  • 豪ドルは対円で午後3時17分現在、前日比0.6%安の1豪ドル=68円68銭
  • ドル・円は0.2%安の106円82銭。朝方付けた107円10銭から一時106円78銭まで円買いが進行
クロス中心に円買い強まる

市場関係者の見方

ソシエテ・ジェネラル銀行の鈴木恭輔為替資金営業部長

  • 豪雇用情勢の悪化を嫌気して豪ドルが下げる中、豪ドル・円主導でクロス円(ドル以外の通貨の対円相場)が弱含み、ドル・円の重しになっている
  • 海外時間にかけても米中関係の動向、経済活動再開への期待とウイルス感染再拡大リスクといった材料の綱引きで、リスクセンチメントがどう振れるか見ていく時間が続きそう

バークレイズ証券の門田真一郎チーフ為替ストラテジスト

  • ロックダウン解除に向けて景気回復、それに伴うリスクオンを織り込む形でクロス円が上がってきたが、米国でも感染第2波や長期的な悪影響への注目度が高まっており、ファンダメンタルズの不確実性の高まりがクロス円の下押し圧力になっている

上田ハーロー外貨証拠金事業執行担当役員の山内俊哉氏

  • 足元のリスクオフは感染拡大第2波への警戒が底流にあるとみており、日本では緊急事態宣言の一部解除もあり、比較的円が買われやすい
  • もっとも、リスク回避でドルも買われる流れは変わらず、ドル・円は一目均衡表の雲の中を動いている感じ

背景

  • パウエルFRB議長は13日、米経済が前例のない下振れリスクに直面しており、財政および金融当局が立ち向かわなければ、長期的な打撃を及ぼす恐れがあると 警告
  • 環球時報は、中国が新型コロナウイルスを巡る提訴で米個人や団体に報復措置を検討していると報道。一方、 米連邦退職貯蓄投資理事会は13日、国際ファンドのベンチマークを中国株を含む指数に切り替えるのを遅らせると発表
  • トランプ米大統領は13日、100回の対中貿易合意でもコロナによる損失を補えないとツイート
  • アジア株は全面安。日経平均株価は午後に下げ幅を拡大し、前日比352円安で終了。米株価指数先物も時間外取引で下落し、米長期金利は低下
  • 4月の豪雇用者数は過去最多の59万4300人減少。失業率は6.2%と前月の5.2%から急上昇した

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May 14, 2020 at 10:30AM
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