野田市の小学四年栗原心愛（みあ）さん＝当時（１０）＝が虐待死した事件で、傷害致死罪などに問われた父親勇一郎被告（４２）は、五日に千葉地裁で開かれた裁判員裁判で、自身の行為を「虐待だと思う」と認めた。「償いをしたい」と述べる一方で、多くの事実関係について否認した。
心愛さんが死亡する前日の二〇一九年一月二十三日から死亡当日朝について、心愛さんの母親（３３）は二月二十七日の証人尋問で、勇一郎被告が一九年一月二十三日夜に心愛さんを浴室に立たせたと説明。「自分が翌日午前十時ごろに起きると、心愛はまだ浴室で立っていた」と証言していた。
この日、勇一郎被告は「ずっと立ってはおらず、リビングのストーブの前で寝ていた」と否定。母親に食事を与えないよう指示したこともないと主張した。
勇一郎被告は、心愛さんが死亡する約一カ月前の二〇一八年末から一九年一月に心愛さんの体を床に打ちつけたなどとする傷害罪の起訴内容について「ありません」と否定した。心愛さんのあざについては「もみ合いになった時などにつけてしまったと思う」と述べた。 （山口登史、太田理英子、丸山将吾）
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March 06, 2020 at 05:41AM
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野田虐待死公判 事実関係多くを否認:千葉(TOKYO Web) - 東京新聞
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