日本で約50%のシェア率を誇るiPhoneに加え、SONYから発売されている「Xperia」シリーズや、SHARPの「AQUOS」シリーズなど、国産のスマホがよく見られる昨今。安価ながら性能がいいと評判の中国産スマホが世界的に勢力を伸ばしているのをご存じだろうか。今回はそんな中国産スマホの安さの秘密や、おすすめのメーカー・機種を紹介していこう。
中国産スマホはなんで安いの? その特徴を解説
まずは中国産スマホがなぜ安いのか、その理由や中国産スマホの特徴を解説していこう。
安さには訳がある!
中国産スマホの大きな特徴である低価格には理由がある。中国国内には多数のスマホメーカーがあり、これらの会社の競争は激化してきている。そこに加え、元々の人経費が安い点が重なり、中国産スマホは安価ながらコスパのいい商品が多くなっているのだ。
世界のスマホシェア率上位メーカーは中国系企業が大半?
アメリカに本社を置くIT専門調査会社IDCが発表したレポートによると、2019年の調査では、韓国のメーカーで「Galaxy」シリーズが有名なSamsungが25%近いシェア率で1位、日本で圧倒的1位のAppleは約12%で3位だが、トップ5のそのほかには2位にHuawei、4位にXiaomi、5位にOPPOと中国メーカーがランクインしている。
中国製商品の質が悪いのは昔の話!?
中国産の製品は質が悪い、すぐ壊れるなどといった印象を持っている人は多いかもしれない。しかし、スマホ産業においてその考えは古いといえるだろう。シェア率が裏付けしている通り、近年の中国産スマホは安さに加えて高い性能を誇っている場合が多いのだ。
中国産スマホの華麗な転身には理由が!
中国産スマホが大きな飛躍を遂げた要因の1つとして挙げられるのが、「IDH」と呼ばれる設計専門企業の存在がある。
新興企業がゼロから設計能力を身に付けようとしても、そのハードルは高く、新規参入は容易ではない。だが、設計も組立も外注できるとあれば話は別だろう。中国では、ブランディングに長けていたり、ECなど販売チャネルの運営に秀でているといった一芸を持つ専門企業が次々とスマホ産業に参入し、IDHと共にスマホを開発。新たなプレーヤーの参入によって中国スマホ業界全体が活性化し、レベルアップしていったというわけだ。
おすすめの中国産スマホメーカーと端末を紹介
では、ここからはおすすめの中国産スマホメーカーとその端末を紹介していこう。
世界シェア率2位を誇る「Huawei」
まず紹介するのは、世界スマホシェア率2位を誇るHuawei。カメラ性能、処理性能などどのポイントでも高い技術力をいかんなく発揮しながら、比較的安価な製品が多いのが特徴だ。スマホのほかにも、PCやスマートウォッチなどの製品を販売している。
【参照】Huawei公式HP
Huaweiのおすすめ端末「P30 lite」
そんなHuaweiのおすすめ端末が、「P30 lite」だ。が書く120度の超広角レンズやAIを活用し、顔の形やタイプに合わせてセルフポートレートを美しく調整してくれるインカメラを搭載したカメラ性能、約6.15インチフルHDは美しく発色するフルビューディスプレイ、手のひらにフィットしやすい3D湾曲デザインを施した外観など、こだわりが詰まった端末。上位互換の「P30」や「P30 pro」と共に世界的にヒットしているスマホだ。
【参照】Huawei P30lite
満を持して日本に上陸!「Xiaomi」
日本国内での知名度こそまだ低いものの、世界でのスマホシェア率は4位と上位につけているXiaomi。Huaweiと同じく高いコスパを誇る商品で人気だが、日本に展開したのは2019年末。これから徐々に日本での展開を進めていけば、Huaweiと並ぶ人気メーカーとなっていくのではないだろうか。
【参照】Xiaomi公式HP
Xiaomiのおすすめ端末「Mi Note 10」
日本に上陸してからまだ1年強しか経っていないため、展開されている端末はまだまだ少ないXiaomi。そんな中、「Mi Note 10」は日本で購入可能なスマホとなっている。世界初となる1億800万画素のメインカメラを搭載した5眼カメラに、6.47インチ 3D曲面有機ELディスプレイ、5260mAhの大容量バッテリーは急速充電にも対応している、高スペックな端末だ。
様々な価格帯の端末を揃えるメーカー「OPPO」
3万円以上のミドルレンジスマホから、1万円台で購入可能な超格安スマホまで、様々な価格帯に端末を揃えているOPPO。世界スマホシェア率では5位につけているメーカーで、日本国内でもその性能と安さから徐々にユーザーが増えてきているメーカーだ。
【参照】OPPO公式HP
OPPOのおすすめ端末「Reno3 5G」
OPPOのおすすめ端末は最新機種「Reno3 5G」。最新のネットワークである5Gに対応し、6.55インチの有機ELディスプレイ、薄さ7.7㎜、重さ171g、3D曲面ディスプレイと、見た目や持ちやすさにもこだわった端末だ。
【参照】OPPO Reno3 5G
※データは2020年3月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/佐藤文彦
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March 28, 2020 at 05:16PM
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