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Friday, October 21, 2022

ぶどう山椒の刺激がクセになる、別格ハイボール!【わたしの家飲み偏愛レシピ|花摘知祐 vol.4】 - VOGUE JAPAN

普段から色々なレシピを見ることが好きな理由を、「たぶん設計図を見ている感覚に近いんだと思います。建築の根幹は適正な建材を適正な寸法で納めることにあると考えているのですが、そういう意味では料理に通じることがある。適正な建材(=食材)を適正な寸法(分量、切り方、火を通す時間)で(お腹に)納めると考えると、料理はすごい好き」だと分析する花摘さん。

そんな彼が紹介する最後のおともレシピは、幼い頃から親しんだソウルフードのアレンジ版。「両親が函館出身なので、小さい頃から北海道グルメが身近にありました。北海道の親戚たちの家飲み偏愛レシピは専らじゃがバター塩辛乗せで、それをアレンジしたのが今回の塩辛ポテトボールです。マッシュポテトに片栗粉をまぶして形を整えて、イカの塩辛ひとかけとチーズを包んで低温で揚げたら完成です。ハイボールと揚げ物は相性バッチリで、ぶどう山椒のインパクトに負けないイカの塩辛のクセも相まって箸が止まらなくなります」

用意するもの
じゃがいも 4個
イカの塩辛 適量
とろけるチーズ 適量
片栗粉 大さじ1
胡椒 適量
あればパセリ 適量

飲むことも食べることも大好きな建築家、花摘さんは「テーブルひとつを通じて、創り手と食べ手がつながることができる空間が大事だ」と考えている。「料理の構成に興味があって、出来上がる手順を目の前で見ることができる空間がとても好きで、それは、建築を設計しているときに、建築の成り立ちを考えているときに近い感覚」だと語る。

Photos: Tomosuke Hanatsumi Text: Yaka Matsumoto

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