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Tuesday, September 7, 2021

コロナ起源の報告書、米中関係にどう影響 米専門家3人が読み解いた [新型コロナウイルス] - 朝日新聞デジタル

 新型コロナウイルスの起源について、バイデン米大統領が18の情報機関に指示して作成された調査報告書の要約版が8月下旬、公表された。中国の武漢ウイルス研究所から流出した説と、動物を介して人に感染した説の二つについて、各情報機関の評価はわかれ、報告書では研究所流出説と動物媒介説のいずれも「妥当」と判断した。今回の調査報告書の内容をどのように見ているのか、今後の米中関係にどのような影響を与えるのかを米専門家に聞いた。(聞き手・園田耕司、合田禄)

スタンリー・ローゼン米南カリフォルニア大教授

 ―米情報機関の報告書をどのように評価したか。

 「とてもよくできた報告書だと思った。報告書では各情報機関の分析で、研究所流出説、動物媒介説について意見が分かれているときちんと記された。各情報機関で異なる評価方法をとっているからだ」

 「一方、ほとんどの情報機関が中国政府が意図的に遺伝子で開発したことは否定した。米側の情報機関が、中国が意図的に生物兵器を開発していたわけではなく、中国当局者も大流行前に新型コロナウイルスの知識を持っていなかったと判断したことは重要だ」

 ――報告書は、中国政府の対応を批判した。

 「情報機関は、中国政府の協…

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