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Thursday, July 16, 2020

『Go To』ありがたいけど...「感染者出したら」観光関係者複雑 - 福島民友

 国の観光支援事業「Go To トラベル」。東京を除いた地域で開始する方針が示され、県内の観光関係者は「観光再生の起爆剤にしたい」と期待する一方、県外起因とみられる感染例も出ている中、予定通りの22日からのスタートに複雑な思いを明かす。

 「苦境に追い込まれている観光業界を東北から活性化させるきっかけにしたい」。会津若松市芦ノ牧温泉の丸峰観光ホテルの下山宣寛総支配人(60)は事業に期待する。

 ホテルの収入は前年同時期に比べ4割近く落ち込んでいる。客足は回復傾向にあったが、東京で感染者が急増した今月上旬以降は伸び悩み、県内の予約客のキャンセルもあった。東京を除いた形での実施方針が示され「地域を限定した形にはなったが、中止にならないなら良かった」。さまざまな感染症対策を講じているが、国が求める利用者の検温については担当の従業員の確保が難しいため、自己申告してもらう。下山総支配人は「(精度が高い)非接触型体温計の導入には数十万円かかるが、今の経営状況では難しい」と頭を悩ませる。

 一方、6月から営業を再開した福島市の飯坂温泉にある旅館の営業担当者は、東京からの発着は除外の方針が示されたものの、その他の感染者の多い地域から宿泊に来てもらうには不安もあるのが本音。「感染症対策を万全にしながら受け入れても、もし感染者を出してしまったら...」と複雑な気持ちを明かす。

 営業再開で徐々に人が戻り始めた観光施設。いわき市小名浜の「いわき・ら・ら・ミュウ」は土、日曜日の来館者が前年比の7割程度まで回復した。運営する市観光物産センターの増子裕昭専務(62)は「キャンペーンで観光客が増えてくれればうれしいが、大都市圏で感染者が増えている状況での実施は心配が大きい」とし「世の中の状況を見極めて慎重に始めてほしい」と望む。

 喜多方市のラーメン店塩川屋オーナーで協同組合蔵のまち喜多方老麺会の専務理事山田貴司さん(46)は「感染していないと分かる人が来てくれるなら良いが、正直不安はある」と吐露。店は客足や売り上げが戻りつつあるが「稼ぎ時の4月が厳しかったためキャンペーンに期待したいけれど、今の状況ではあまり効果は見込めないのでは」と語る。「市内のラーメン店は感染拡大を心配している。状況次第ではお盆に休業を検討している店もある」と今後の不安も口にした。

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