
高精度計測などを専門とする英エンジニアリング会社 レニショーは身売りを目指しているが、高額な売却希望価格と所有を巡る一連の要求のため潜在的買い手の関心を思うように引き付けることができていない。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
非公開情報を理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、ライバルのエンジニアリング会社のうちドイツの総合電機 シーメンスと仏 シュナイダーエレクトリック、スウェーデンの ヘキサゴンは、いずれもレニショーの買収を目指さない方針を決めた。
ブルームバーグの集計データによると、今年度の利益予想に基づくレニショーの株価収益率(PER)は51倍近く、時価総額は44億ポンド(約6760億円)に達する。
関係者によれば、ライバル数社はレニショーと同社の技術が魅力的と考えているが、高いバリュエーション(株価評価)が障害となっている。売却に関する文書を十数社が検討したが、レニショーが4月半ばの期限までに受け取った買収提案の数は限られるという。
買収案を提出した企業名は明らかでないが、関係者によると、米 ダナハーとスウェーデンの サンドビックが早い段階で提案を検討していたほか、 キーエンスと鴻海精密工業を含むアジア勢も買収提案を行う可能性があると考えられている。
原題: Renishaw Is Said to Face Uphill Battle to Sell Over Steep Price(抜粋)
からの記事と詳細 ( レニショー身売り難航、高いPERも障害-キーエンス潜在的買い手か - ブルームバーグ )
https://ift.tt/3fcuYld
No comments:
Post a Comment