宇都宮市などが整備を進めているＬＲＴ＝次世代型路面電車の車両が完成し、３１日、関係者に公開されました。
ＬＲＴ＝次世代型路面電車は宇都宮市と芳賀町の間で再来年の開業を目指して整備が進められていて、３１日は、宇都宮市の車両基地で関係者およそ８０人が出席して車両の「お披露目式」が行われました。
式では、宇都宮市の佐藤市長が「車両のお披露目は大きな節目であり、今後は車両を使った参加体験型のイベントを開いて開業へ向けた機運を高めていきたい」などとあいさつしました。
このあと、佐藤市長と芳賀町の見目匡町長らが除幕式を行ってＬＲＴの真新しい黄色の車両を披露しました。
車両は１台が３両編成でバリアフリー仕様となっていて、車椅子やベビーカーが利用できるスペースも設けられています。
今後、残りの１６台が工場から納入され、車両基地で保管されるということです。
ＬＲＴは工事の遅れなどから開業が当初の予定から１年程度延期され、再来年３月の運行開始を予定しています。
佐藤市長は「見た目もかっこよく、乗り心地もいい車両ができたと思います。運行開始までに工事を着実に進めるとともに市民の理解を高めていきたい」と話していました。
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