シャルケがグロス監督らを解任 [写真]=Getty Images
シャルケは28日、5名のファーストチーム関係者を解任したと発表した。
シャルケは27日に行われたブンデスリーガ第23節でシュトゥットガルトと対戦。MF遠藤航に2ゴール2アシストの活躍を許したこともあり、1-5の大敗を喫した。また、前々節ドルトムントとの“レヴィア・ダービー”でも0-4と敗れており、両試合の結果が今回の人事を決断するきっかけになったとクラブは説明している。
解任されたのはファーストチームのクリスティアン・グロス監督、ライナー・ウィドマイヤー氏(アシスタントコーチ)、サシャ・リーター(ファーストチーム・コーディネーター)、ヴェルナー・ロイタード氏(アスレティックコーチ)、ヨヘン・シュナイダー氏(スポーツ・ディレクター)の5名。シュナイダー氏については先日に今季限りでの退任が発表されていたが、即時の解雇となる。
後任監督は未発表。今後のスポーツ面における責任は、追加の発表があるまでペーター・クネーベルTD(テクニカル・ディレクター)が負うことになる。また、U-23チームのマネージャーを務めるゲーラルト・アサモア氏が、今季終了までファーストチームのコーディネーターを引き継ぐことになった。新シーズンに向けての計画を立てるために、ユース・開発ディレクターは引き続き、U-19チームのノルベルト・エルゲルト監督とローン選手マネージャーのマイク・ビュスケンス氏のサポートを受けることになるという。
シャルケはデイヴィッド・ワグナー元監督が指揮をとっていた昨シーズン途中から不調に陥り、今季も2連敗スタートとなったことで昨年9月27日にワグナー元監督を解任を発表。同30日に後任としてマヌエル・バウム前監督を招へいしたが、その後も未勝利が続き、同年12月18日に同監督を解任した。2020年内はクラブ幹部のフーブ・ステフェンス氏がチームを暫定的に指揮し、同年12月27日にグロス監督が就任した。
グロス監督は就任2試合目となった1月9日のブンデスリーガ第15節ホッフェンハイム戦で、約1年ぶりとなるリーグ戦での白星をもたらした。しかし、その後もチームの調子は上向かず、第16節から現在まで8試合未勝利(2分6敗)。リーグ戦は残り11試合となっているが、シャルケは残留圏の15位ヘルタ・ベルリンと勝ち点差「9」の最下位に沈んでいる。
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