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Monday, December 21, 2020

Adobe「Premiere Pro」など映像/音声編集ソフトのMac(M1)用ベータ版公開 - マイナビニュース

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Adobeは現地時間12月21日、Apple M1搭載Macにネイティブ対応した「Premiere Pro」、「Premiere Rush」、「Audition」のパブリックベータ版を提供開始した。いずれもCreative Cloudデスクトップアプリから入手できる。

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    Adobe Premiere Pro

macOS上のApple M1システムにフル対応したPremiere Pro、Audition、Premiere Rushの製品版は、2021年前半に提供予定。また、After EffectsとCharacter Animatorの正式なApple M1ネイティブ対応については、2021年中を予定している。

なおPremiere Proの現行のIntelバージョンも、M1搭載MacでRosetta 2エミュレーションを使うことで利用可能だ。

Premiere Pro パブリックベータ版

M1ネイティブなPremiere Proベータ版は、カラーやグラフィックス、オーディオなどのコアとなる編集機能とワークフローに加えて、プロダクションやマルチカムなどの機能を装備。広く使われているコーデックであるH.264、HEVC、ProResをサポートする。

シーン編集の検出などのAdobe Sensei機能は、Apple M1の機械学習サポートにより、パフォーマンスが向上。Rosetta 2エミュレーションモードを使用したPremiere Pro現行版においても、速度の向上を確認したという。

Apple M1対応Premiere Proベータ版には、新しいキャプションワークフローの最新ビルドが組み込まれており、プロジェクトファイル形式のアップグレードが必要となる。進行中の制作作業において互換性の問題を回避する方法として、ベータ版のテスト用に現在のプロジェクトのコピーを作成しておくことを推奨している。

Apple M1のネイティブサポートは段階的に実装する予定で、一部の部分はまだ移植していないが、アプリケーションの特定の部分のパフォーマンスの検証が完了し次第、順次新しいコンポーネントとして正式に追加するという。

現時点では、Transmitリファレンスモニタリングハードウェアやプラグイン、拡張パネル、コントロールサーフェスなどのサードパーティ製連携機能は制限されている。MacBook ProにあるTouch Barのツールセレクターをタップするとクラッシュする可能性があるなど、既知の問題も報告されている。詳細は同社サポートコミュニティのPremiere Proベータ版のページを参照のこと。

Premiere Rushベータ版

M1ネイティブのPremiere Rushベータ版には、コアエディティングの機能、H.264ビデオのサポート、Rushの内蔵ライブラリからタイトルやオーディオを追加し、すべてのユーザーがApple M1デバイス上でプロジェクトを作成してローカルに書き出す機能が含まれる。追加フォーマットのサポート、デバイス間でのプロジェクトの同期、ソーシャルプラットフォームへの投稿は、将来のベータ版で導入される予定。

Auditionベータ版

Apple M1対応Auditionベータ版では、多くのオーディオエフェクトのパフォーマンスが向上。その他、スペクトル周波数表示時の編集のリアルタイムパフォーマンスを改善した。このベータ版には「既存のオーディオ編集機能のほとんどが組み込まれている」としているが、ビデオ再生、拡張パネル、サードパーティ製のフォーマットや統合機能は未サポートとのこと。

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