【北京=中沢穣】北京市で新型コロナウイルス感染症を発症した感染者が、十三、十四日の二日間で計七十二人確認された。同市政府が発表した。大部分が同市南部の食品卸売市場「新発地」に関係していた。同市政府は十四日の記者会見で「非常時に入った」と宣言し、市場関係者や周辺住民全員を対象にPCR検査を実施している。
十三日に確認された感染者三十六人のうち二十七人は市場で働いており、九人は買い物で訪れたことがあった。市場関係者のPCR検査では、他に発症していない感染者が十三日に四十五人確認された。中国政府はPCR検査で感染が確認されても、症状がない場合は感染者として発表していない。
新発地市場は約二千軒の業者が出店する北京最大の食品卸売市場で、十一、十二日も市場に関係のある計七人の発症が確認された。
同市政府は同市場から感染拡大の第二波が広がることを警戒しており、市場や周辺の住宅地、学校などを閉鎖した。五月三十日以降に市場を訪れた市民も検査を受けるように求めている。
また同市場は市内の野菜供給量の約七割をまかなっており、市民には食糧供給への不安も広がる。
一方、遼寧省では十三日に新たな感染者が二人確認され、いずれも北京の感染者との接触があった。河北省でも十四日に同市場などと関係のある三人の感染が確認された。遼寧省など各地の政府は市民に北京を訪問しないように通知した。
中国政府の発表によると、十三日には中国国内全体で、国外からの入境者十九人を含む五十七人の感染が新たに確認された。一日に確認される感染者が五十人を超えるのは四月十三日以来、約二カ月ぶり。十四日も四十九人の感染が確認された。
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