静岡県男女共同参画センターあざれあ（静岡市駿河区）が２０１９年度に受け付けた女性相談の件数は３９０３件だったことが、２５日までの静岡県のまとめで分かった。過去最多だった前年度（３９０４件）とほぼ同じだった。県男女共同参画課によると、相談の対応能力の限界に近く、件数は高止まりしている。
担当者は「相談の電話がひっきりなしに掛かってくる。１人で抱え込まず、相談しようという雰囲気が広がっているのではないか」と相談件数が高止まりしている背景を説明した。
相談内容別の割合を見ると、親族や子どもへの接し方などの「家族関係」が２２・２％とトップで、２位は心身の不調を訴える「健康」の２１・５％、３位は職場や近所、友人との関係に悩む「人間関係」の１８・５％が続いた。
相談者の年齢別では５０代が３６・８％で最も多く、４０代２９・０％、６０代１５・８％、３０代１３・０％と続いた。前年度までの相談内容も含めて分析すると、相談者の高齢化に伴って「健康」が増え、インターネットやＳＮＳのやりとりが影響した可能性がある「人間関係」の割合も増加傾向にあるという。
一方、同センターで受け付けた１９年度の男性相談は１１６件で前年度より８件増えて過去最多となった。内容別では、１人暮らしの高齢者らが将来の生活不安を訴える「暮らし」が１８・１％で最も多く、性的指向などの「性の悩み」１７・２％、「夫婦関係」１２・１％が続いた。
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May 26, 2020 at 06:54AM
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「家族関係」１位、「健康」増加…女性相談、件数高止まり 静岡｜静岡新聞アットエス - ＠S［アットエス］ by 静岡新聞
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