【NQNニューヨーク=川内資子】1日の米株式相場は続落し、ダウ工業株30種平均は前日比622ドル03セント安の2万3723ドル69セント（速報値）で終えた。トランプ米大統領が4月30日、中国の新型コロナウイルスへの対応を批判し、同国に報復措置を検討していると明らかにした。米中関係の悪化が世界経済を下押しするとの懸念が強まり、ハイテク株中心に幅広い銘柄に売りが優勢となった。
トランプ氏は中国が初期対応を誤った結果、新型コロナが世界に拡散したと指摘した。検討している報復措置として関税引き上げや損害賠償金の請求などに言及し、米中関係が悪化するとの警戒感が強まった。
化学のダウや建機のキャタピラーなど中国売上高の比率が高い銘柄への売りを誘った。前日夕に減益決算を発表したネット通販のアマゾン・ドット・コムは急落した。2020年4～6月期の業績見通しの発表を見送ったアップルも下落。マイクロソフトやグーグルの親会社のアルファベットなど3月後半以降の上昇相場をけん引した主力ハイテク株の下落が投資家心理を冷やした。
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May 02, 2020 at 03:03AM
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米国株、続落 米中関係の悪化懸念で ハイテク株が安い - 日本経済新聞
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