新型コロナウイルス感染拡大を受け、6月23日の「慰霊の日」に予定されていた「平和祈願慰霊大行進」や、沖縄県内各地の慰霊祭で中止や規模縮小を決める動きが相次いでいる。沖縄師範健児之塔と南洋群島戦没者慰霊碑の慰霊祭は中止。白梅之塔や和魂の塔、一中健児之塔は開催するが、規模の縮小を決めた。ひめゆりの塔や二中健児の塔など、ほかの慰霊祭も規模を縮小する方向で検討している。
南燈慰霊之塔や海鳴りの像など「未定」や「対応検討中」の所も多いが、「従来通りにはできない」(関係者)との声が強く、中止や規模縮小を決める動きはさらに広がる見通しだ。
「平和祈願慰霊大行進」は1961年から毎年行われ、今年で59回を迎える予定だった。県内41市町村の全遺族会長から「中止すべきだ」との回答を得て、理事の全会一致で中止が決まった。県遺族連合会の宮城篤正会長(78)は「苦渋の決断。例年、全国から約200人が参列し、1千人近くになる。高齢の方が多いし、集まるのはリスクが高い」と話した。
中止を決めた沖縄師範同窓会は「密閉、密集、密接」の「3密」を避ける形での自由参拝も検討する。毎年約200人が参列する南洋群島戦没者慰霊碑も高齢の参列者への感染リスクを警戒。慰霊祭後の総会も中止することにした。
規模縮小を決めた白梅之塔では参列者を限定し、時間短縮する。白梅同窓会の中山きく会長(91)は「戦争を知らない人々に、同じ道を歩ませないように思いを伝える大切な日でもある。簡素化は残念だが、中止はしたくない」と強調した。
約800人が参列する一中健児之塔では例年通り祭壇は設けるが、参列は15人程度に絞り、遺族や同窓会員には各家庭での正午の黙とうを推奨する。那覇商業高校敷地内にある和魂の塔では例年、生徒約300人も参列しているが、職員と同窓会だけに限定する。
毎年500人ほど参加の二中健児の塔も生徒らの参加制限や時間短縮の方向で13日に決める。主催する城岳同窓会は「1、2期生は80代後半なので無理をさせるわけにはいかない。できれば代表に来てもらうなど方法を考えたい」とした。
このほか、ずゐせんの塔や八重山戦争マラリア犠牲者追悼式なども規模縮小の方向で検討を進めている。
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May 11, 2020 at 03:30AM
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「集まるリスク高い」 夏の戦没者慰霊、中止や縮小が相次ぐ - 沖縄タイムス
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