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Monday, April 27, 2020

外出自粛の影響で関係性が良くなった同居人1位は子ども、悪くなった同居人は? - @DIME

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛で溜まるストレス。そのイライラが家庭内の不和を生じさせ、DVや児童虐待につながるのではないかと懸念されている。

そこで今回、株式会社エアトリによる20代以上の男女1,035名を対象にした「同居人との関係の変化」に関する調査が行われたので、その結果を紹介していきたい。

自宅にいる時間が長くなったことで身体的に変化があったのは32.9%

「自宅にいる時間が長くなったことで、心理的・身体的に変化はありましたか?」と尋ねる調査が行われたところ、半数近い49.3%の人が「変わらない」と回答した。

一方で、「心理的にも身体的にも変化があった」が21.5%、「心理的に変化があった」が17.7%、「身体的に変化があった」が11.4%と過半数の人が何かしらの変化を感じていることが分かった。

「心理的に変化があった」人は39.2%となっており、そのほとんどが「ストレスを感じる」「イライラする」といったマイナスの内容となっていた。

●「身体的に変化があった」「心理的に変化があった」人の詳細

・先が見えない不安感に襲われ、気分が塞ぐことがある。それに伴い、頭痛や肩凝りが悪化している。(40代・女性)
・一人暮らしだと喋る相手がいないので寂しい。(20代・女性)
・在宅ワークをしていると夕方あたりに閉塞感を感じ、もやもやとした気分になることがある。また勤務中、ふとした時に自分のことを考える時間が増え、転職や移住を考える。(30代・女性)
・外に出ない時間が増えストレスがたまります。夜眠れません。(70代・女性)
・週末どうしても外出しなければならないことがあって外出すると、罪悪感にさいなまれる。(40代・女性)
・子どもが在宅なので三度の食事作りが苦痛。子ども自身も飽きていて、かと言って外食というのもこのご時世どうかと思うので家で、となる。運動量も減り大丈夫かと少し不安。(50代・女性)
・義母と顔を合わせる時間が増えて辛い。(40代・女性)

心理的に変化があった人の割合、最多は「義親」、続いて「実祖父母」に

自宅にいる時間が長くなったことで、「心理的に変化があった」と回答した割合が同居相手別で調べられたところ、最も多かったのが「義親」(71.4%)、続いて「実祖父母」(52.6%)となった。

日頃から深く付き合うことの多い、「実親」「子供」「配偶者/パートナー」はそれぞれ40%台となっていることから、日ごろそこまで顔を合わせる機会がなかったり、遠慮がある同居人がいる人ほど心理的変化が生まれている可能性がうかがえた。

また、「単身」で心理的変化があった人は28.1%となっており、単身よりも誰かしらと同居している人の方が心理的な変化を感じる傾向にあるようだ。

16%の人が同居人との関係に「変化があった」と回答

家にいる時間が長くなったと回答した同居人がいる人に対し、自宅にいる時間が長くなったことで同居人との関係に変化があったかどうか尋ねる調査が行われたところ、「関係が良くなった」が7.8%、「関係が悪くなった」が6.3%、「関係が良くなった人と悪くなった人がいる」が1.9%と16%の人に何らかの変化が生まれたことがわかった。

調査1において約4割の人が「心理的に変化があった」と回答した一方で、同居人との関係は「変わっていない」が大多数を占めており、多くの人はストレスを感じても同居人に当たったりせずに一人で耐えていることがうかがえた。

最も関係が良くなったのは「子供」、悪くなったのは「実祖父母」

それぞれの同居相手に対して「関係が良くなった」「関係が悪くなった」と答えた割合がそれぞれ調べられたところ、もっとも「関係が良くなった」と答えた割合が高かったのが「子供」(10.8%)、反対に最も「関係が悪くなった」と答えた割合が高かったのが「実祖父母」(10.5%)となりった。

調査2で2位に入った「実祖父母」がこの調査においても「関係が悪くなった」の1位となった。

一方で、調査2で1位になった「義親」については「関係が良くなった」「関係が悪くなった」共に0%となっており、「義親」に関してはストレスを感じてはいるものの、我慢をすることで関係性をなんとかキープさせている人も多いようだ。

●「関係が良くなった」と回答した人の詳細(カッコ内は関係が良くなった相手)

・前までは興味を持ってもらえなかった趣味の話がゆっくりできるようになった。(兄・妹)
・以前からも家事などの手伝いは積極的だったがより声がけをしてくれるようになった。(配偶者/パートナー)
・料理に時間が費やせるので、家族にふるまうことが出来るようになった。(実親・子供)
・出張や飲み会が減り、しっかり食事を一緒にとることができる。(配偶者/パートナー)
・ストレスを溜めやすい妻ですが、要所要所で子供の面倒をこちらがみれるようになった事でストレス軽減に大きく働いた。(配偶者/パートナー)
・従来であれば配偶者が留守番、自分は趣味の外出という過ごし方が多かったが、休み中ずっと一緒に過ごすようになり、二人でできる暇潰しを探すようになった。結果、会話が増えたし、思いやりをより持てるようになったと思う。(配偶者/パートナー)
・反抗期で何かと口答えしてまともな会話にならなかったですが、この数週間で笑顔で会話ができるようになりました。(子供)

●「関係が悪くなった」と回答した人の詳細(カッコ内は関係が悪くなった相手)

・仕事に行く行かないで揉める。(配偶者/パートナー)
・ご飯を作ったりする回数が増えて、女がやるのが当たり前という感じが許せない。(配偶者/パートナー)
・家にいる時間が長くなり、1つ1つの行動が気になるようで、以前より口を出されることが多くなった。お皿洗い、洗濯、掃除、お風呂、育児(子供への接し方)、だらだら過ごすことなど。(配偶者/パートナー)
・学校から具体的な学習の指示があまりないままに休学になり、家でのんびり過ごしすぎている様子を見ていて、心配なのと腹立たしいこともあり、小言が多くなってしまい、関係が悪くなることも。(子供)
・幼稚園に通えない息子のストレスが溜まっているのか、癇癪をおこして危ないことをするようになったりし、叱ることが増えた。(子供)

<調査概要>
調査タイトル :「同居人との関係の変化」に関するアンケート調査
調査対象 :20代以上の男女1,035名
調査期間 :2020年4月5日~4月7日
調査方法 :インターネット調査
調査主体 :株式会社エアトリ

出典元:株式会社エアトリ

構成/こじへい

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April 28, 2020 at 08:04AM
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