浜松市の鈴木康友市長は３０日の定例記者会見で、市内初の新型コロナウイルス感染者の男性が２０日から２１日にかけて知人４人と県外で飲食し、うち１人がＰＣＲ検査で陽性と確認されたことを踏まえ、「県外で感染した可能性が極めて高い」とする市の見解を示した。「県外」は首都圏だったことも明らかにし、浜松市内で感染した可能性は「極めて低い」とした。
市の新村隆弘医療担当部長らが２９日に行った記者会見では「市内で感染した可能性も完全に否定できない」とする一方、「市内ではこれまで感染が確認されず、クラスター（感染者集団）は存在しないとみている」と説明し、感染経路は不明と結論付けていた。鈴木市長は「昨日の会見で（情報公開不足の）不備があったことはおわびする」と述べた。
鈴木市長は３０日に市役所で開かれた新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、県外からウイルスが持ち込まれるリスクを減らすため、感染が拡大している首都圏や関西圏などへの不要不急の訪問自粛を市民に呼び掛ける方針も示した。一方、伊熊規行学校教育部長は市内での感染者発生を受け、春休み中は校内でのみ可能としていた中学校の部活動について、入学式が行われる４月７日まで全て中止すると説明した。
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March 30, 2020 at 10:28AM
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浜松初のコロナ感染者 市長「県外感染の確率高い」｜静岡新聞アットエス - ＠S［アットエス］ by 静岡新聞
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