Kさんのお母さまは、要介護認定を受けている85歳。これまで近所のグループホームに入所していましたが、入所から2年がたったある日、心筋梗塞を起こして倒れてしまいました。現在は、高齢者専門病院で胃ろう処置を受けています。
お母さまが倒れて以来、混乱した日々を過ごしたKさん。追い打ちをかけたのが、病院からの請求書でした。「え、オムツ代って、こんなに高いの?」
入院翌月の請求額は約8万円。その内の4.5万円がオムツ代でした(図1)。実に、支払った医療費の半分以上です。それから2年がたった現在もお母さまは入院中で、毎月5万円近くのオムツ代を払い続けています。
(図1)Kさんのお母さまの医療費の内訳(※1)
なぜ、支払った医療費の中で、オムツ代がこれだけ高額なのでしょうか?本稿では、「大人用オムツ」に関する4つの事実から、その理由を解説します。
1.病院や施設が独自にオムツ代を決める
お母さまがグループホームにいた頃、Kさんはパンツタイプのオムツと尿取りパッドをお母さま用に自分で購入していました。そのときの1日のオムツ代は、せいぜい300円程度(※2)でした。一方、Kさんが病院で請求されたオムツ代は、1日当たり1500円。実に5倍です。
患者に請求するオムツ代は、病院や施設が独自に設定しています。そのため、その詳しい内容については明らかではありませんが、自分で購入するより非常に高額になることがあります。
オムツを1日の間に何度も交換し、かつ使用済みオムツの廃棄処理などの手間を考えると、オムツ代が高額になるのは仕方ないことかもしれません。しかし、支払う当人にとっては、重い負担であることに変わりありません。
2.大人用オムツ代には、健康保険が適用されない
オムツ代は、差額ベッド代などと同じく、健康保険が適用されません(※3)。よって、健康保険適用の病院や施設で使用したオムツ代は、すべて利用者の実費負担です。
一方、特別養護老人ホーム(特養)などの「介護保険施設」などの介護保険適用施設では、オムツ代の費用負担はありません(※4)。よって、特養から医療保険適用の病院や施設に移った場合、今まで負担のなかったオムツ代がすべて自己負担になります。
【関連記事】
"高い" - Google ニュース
March 08, 2020 at 05:34PM
https://ift.tt/2TNM4uP
「病院のオムツ代って、こんなに高いの?」知っておきたい大人用オムツの4つの事実(ファイナンシャルフィールド) - Yahoo!ニュース
"高い" - Google ニュース
https://ift.tt/2QclAmI
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
No comments:
Post a Comment