■連載/石野純也のガチレビュー
どこか懐かしい、縦に折り曲げられるスマートフォンが、auから発売になった。それが、サムスン電子製の「Galaxy Z Flip」だ。フォルダブルスマホとしては、同じauから発売された「Galaxy Fold」が記憶に新しいが、コンセプトは別物。Galaxy Foldが開くことでタブレットのような大画面を利用できるのに対し、Galaxy Z Flipは閉じた時に持ち運びやすいサイズ感になるのが特徴だ。
そのため、閉じた時は、サブディスプレイで最小限の情報だけを見ることができる仕様になっている。逆に言えば、開いた時のサイズ感は既存のスマホとほぼ同じ。ディスプレイが21.9:9と縦に長く、サイズの割に持ちやすい。かつての折りたたみケータイに近い発想で開発されたスマートフォン、というわけだ。開いた時に、ほぼ真っ平らなスマホとして使えるよう、折り曲げ可能なディスプレイを採用したのがGalaxy Z Flipと言えるだろう。
開閉の途中で止めることができるヒンジを採用しているため、本体を机やテーブルの上に置いたまま、撮影したり、動画を見たりできるのも、この形状のメリット。折りたたみケータイとスマホのいいとこ取りをした1台に仕上がっている印象だ。では、実際の使い勝手はどうなのか。発売直前に実機を借り、その実力をチェックした。
“縦曲げ”が可能なフォルダブルスマホのGalaxy Z Flip
折り曲げると手のひらに収まるサイズ感で、未来感あるデザイン
折りたたみケータイは、過去にさまざまなバリエーションが存在したが、基本はヒンジを中心に、上にディスプレイ、下にキーボードが配置されていた。このデザインを踏襲したスマホも存在する。Galaxy Z Flipがこれらと大きく違うのは、開くと全面がディスプレイになるという点だ。2つのディスプレイをヒンジで接続しているわけではないため、中央にできた額縁で、表示が分割されてしまうこともない。今現在の一般的なスマホを、そのまま折りたためるのに近いと言えば特徴をイメージしやすいだろう。
閉じた時のサイズは、手のひらの上に乗せて少しはみ出すぐらい。2画面分が重なるため、この状態だと厚みが出てしまう一方で、Tシャツについている小さな胸ポケットなどにも、はみ出ずに収まる。カバンの中に入れた時、ディスプレイが表に出ないのも、折りたたみのメリット。うっかり一緒に入れてしまった鍵などで、ディスプレイが傷ついてしまう心配もないので安心して持ち運ぶことができる。
開いた時の姿は、縦長のスマホといったところ。ソニーモバイルの「Xperia 1」などが21:9のディスプレイを搭載しているが、印象的にはそれに近い。ただし、折り曲げる機構を実装するため、ディスプレイの周囲には枠のような額縁が設けられている。最新のスマホは、ディスプレイ占有率が高く、まるで表示された映像そのものを持っているような感覚を覚えるが、Galaxy Z Flipの場合、そこまでの没入感はない。折り曲げるためのトレードオフと捉えておくといいだろう。
ディスプレイは遠目で見るとまっすぐに見えるが、触れてみると、中央にわずかな凹みがあることも分かる。完全なストレートというわけではないが、ディスプレイが点灯しているとあまり気にならない。開閉は滑らかだが、片手だとやや難易度が高い。不可能ではないが、途中で持ち方を変える必要があるため、うっかり端末を落としてしまうリスクが高まる。Galaxy Z Flipは価格も高いため、できれば両手を使って開くようにしたい。かつての折りたたみケータイにあったような、ワンプッシュで本体を開けるギミックがほしいと感じた。
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March 07, 2020 at 05:03AM
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18万円は高い?安い?画面ごと縦に折り畳むサムスンのスマホ「Galaxy Z Flip」の使い勝手大検証 - @DIME
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