フィンテックのユニコーン、米スタッシュが上場の選択肢検討－関係者 - ブルームバーグ

フィンテック企業の米 スタッシュは、特別買収目的会社（ＳＰＡＣ）との合併や従来型の新規株式公開（ＩＰＯ）を含めた株式上場の選択肢を模索している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

　　スタッシュの共同創業者、ブランドン・クリーグ最高経営責任者（ＣＥＯ）は27日の発表文で、「ゴールドマン・サックスが当社のアドバイザーとして動いており、われわれは継続的に市場を評価し最適な資金調達戦略を決めていく」と説明。計画の詳細には言及しなかった。

　　 ゴールドマンの広報担当はコメントを控えた。

　　クリーグ氏は「われわれの現在の資金調達水準に極めて自信を持っている」とも述べ、２月に実施した１億2500万ドル（約137億円）の資金調達に言及した。この資金調達ではトッド・ボーリー氏率いる投資会社エルドリッジ・インダストリーズやオウル・ベンチャーズなどが出資し、スタッシュの企業価値は14億ドルと評価された。レンディングツリーはスタッシュの初期の 投資家。

　　2015年創業のスタッシュは、米国の富裕層ではない若者に投資助言などのサービスを提供。サブスクリプション（定額制）のプラットフォームを運営する同社の顧客は500万人を超え、管理資産は25億ドル。口座開設は20年に前年比で倍増したと同社は２月に明らかにした。

原題：
Fintech Unicorn Stash Is Said to Weigh Options for Going Public（抜粋）

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