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新1万円札の顔、放送中の大河ドラマの主人公としても注目される「渋沢栄一」。この有名な実業家にゆかりのある街では、現在、大規模な再開発などが進んでいます。 東京・千代田区にある常盤橋公園で大手町のビジネス街を見守るように立つのは、「日本資本主義の父」といわれる渋沢栄一の銅像です。 この銅像のある公園のすぐそばには、渋沢が関東大震災後に再建に尽くしたといわれる「常磐橋」があります。 歩行者専用としては都内最古というこの石橋は、東日本大震災で一部の石がずれ、崩落の危険があったため修復が続いていましたが、今月10日に通行が再開されました。 そして、常磐橋の上を走る首都高速道路は1963年、東京オリンピックの前年に開通し、半世紀以上が経過した道路の老朽化対策や景観の改善を目的とした「地下化」事業が進められています。 神田橋ジャンクションから江戸橋ジャンクションまでの約1.8キロの区間を地下化する計画で、すでに呉服橋と江戸橋の出入り口は廃止され、3年後には空が望めるようになるということです。すべての工事が完了するのは2040年ごろの予定です。 そして、このエリアでは、東京の新たなシンボルになるかもしれない超高層ビルの開発も。 三菱地所・吉田淳一社長:「東京駅前、新幹線のアクセスも良好。まさに日本の玄関口となる立地。そこに日本一の高さ約390メートルのシンボル性を兼ね備えた街を整備します」 三菱地所が2027年度に向け、常盤橋エリアで進めているプロジェクト「TOKYOTORCH」。 そのシンボルともいえる「Torch Tower」は大阪の「あべのハルカス」を超え、完成時点では、日本一高いビルになるということです。 高速道路の地下化や新たな街づくりで数年後には、東京駅前の風景も大きく変わることになりそうです。
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