金融庁は、2月末からシステム障害が相次いだみずほ銀行に対し、月内にも立ち入り検査を行う方針を固めた。約2週間の間に4回の障害を引き起こした事態を重くみて、障害の原因やシステムの管理体制などについて関係者への聞き取りを行う必要があると判断した。金融庁は検査結果を踏まえ、業務改善命令などの行政処分を検討する。
金融庁はみずほ銀の持ち株会社・みずほフィナンシャルグループ(FG)にも立ち入り検査を行い、企業統治に問題がなかったかどうかも調べる。
2月28日に発生した障害では、現金自動預け払い機(ATM)の約8割が一時停止し、キャッシュカードや通帳が取り込まれる例が5244件発生した。3月3日にもATM29台が一時停止し、7日には一部で定期預金の取引が出来なくなった。11~12日には企業などの外貨建て送金処理が大幅に遅れた。
安定的な運営が求められる金融機関で、これほど短期間に障害が相次ぐのは異例だ。一連の障害の原因はそれぞれ異なり、みずほ銀の藤原弘治頭取は「因果関係を見いだせない」と説明している。
みずほ銀では2002年と11年にも大規模なシステム障害が起きており、金融庁はいずれも立ち入り検査を行った上で、業務改善命令を出していた。
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