「米中関係は岐路、対話再開など期待」中国・王毅外相 - TBS NEWS

　中国外務省は２日、王毅外相が国営メディアのインタビューに応じ、米中関係について、「新たな岐路に立っていて、新しい政権には対話の再開を期待したい」などと述べたことを発表しました。

　中国外務省によりますと、王毅外相は２０２１年の中国の外交の焦点について、国営の新華社通信などのインタビューに応じました。その中で王毅外相は、対立が続くアメリカについて、「新たな冷戦を引き起こそうとするアプローチは世界に大きな損害をもたらす」としたうえで、「両国の関係は新たな岐路にあり、新しい政権には合理性を取り戻し、対話を再開することを期待する」などと、関係改善に意欲を見せました。

　一方、ＥＵ＝ヨーロッパ連合との関係については、相互に企業進出する際のルールを定めた投資協定の締結で基本合意したことを自ら称賛しました。そのうえで、「イデオロギーで線引きすべきではない」とも訴え、欧州各国が「対中包囲網」を形成することをけん制しました。

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