半導体関連株が高い。半導体マスク欠陥装置が主力のレーザーテック（６９２０）が５営業日続伸して連日で上場来高値を更新。午前１０時２４分時点で前日比５３０円（４．２％）高の１万３１９０円で売買されている。同製造装置大手の東京エレクトロン（８０３５）が２営業日ぶりに最高値更新しているほか、同検査装置大手のアドバンテスト（６８５７）やウエハ搬送装置のローツェ（６３２３）、リードフレームを手がける新光電気工業（６９６７）なども昨年来高値を更新している。２０２１年は次世代通信規格「５Ｇ」に対応した携帯電話の普及が世界規模で進む見込みであるほか、足元では新型コロナウイルスの感染拡大によってオンラインでの会議や医療、教育がさらに浸透。これがパソコンをはじめとした幅広いＩＴ製品の需要増につながると予想されており、半導体業界に吹く追い風はしばらくやみそうにないという見方は多い。中期的にも自動車の電動化などが需要を押し上げるとみられ、業界を取り巻く環境は明るさが続く公算が大きい。外国人投資家を中心に、中長期から短期まで幅広いマネーの流入が続いている。
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