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Wednesday, December 9, 2020

ラグビー五郎丸引退、静岡県内関係者から惜しむ声 存在感大きく|静岡新聞アットエス - @S[アットエス] by 静岡新聞

ラグビートップリーグのトヨタ自動車戦で、トライ後のゴールを決めるヤマハ発動機の五郎丸歩選手=1月、磐田市のヤマハスタジアム
ラグビーW杯のスコットランド戦でPGを狙う=2015年9月、英グロスター(共同)

 ラグビー・トップリーグ、ヤマハ発動機の元日本代表のFB五郎丸歩選手(34)が来年1月に開幕するリーグ戦終了後の現役引退を発表した9日、関係者やファンからは惜しむ声が相次いだ。「まだまだできるのに」-。正確なキックで世界と渡り合った勇姿は来年5月末で見納めとなる。
 早大2年時に日本代表デビューし、2008年に鳴り物入りでヤマハ発にやってきた。「大きな大学生が来た。負けられない」。チームで同じポジションだった東海大翔洋高の津高宏行監督(37)は当時を振り返る。まだ幼く、荒々しさが残っていた五郎丸選手は、日本代表の常連になると、プレーが洗練され、体も引き締まっていった。
 大きな変化があったのは15年のワールドカップ(W杯)イングランド大会を終えてから。29歳で現役引退しチームのマネジャーを務めていた津高監督は、人気者となった五郎丸選手と人目を避けて2人で移動したのを懐かしく回想する。
 「ストレスもあったと思うが、ラグビー界にとって今がチャンスという気持ちが強かった。特に子どもへの普及やファンサービスをできる限りしたがっていた」
 キックの前に両手を顔の前で合わせるルーティンはW杯をきっかけに社会現象になった。熱心なヤマハ発ファンの高柳友宏さん(43)=浜松市西区=は「試合以外でも存在感は大きかった。昨年のW杯では若手選手が有名になったが、ラグビーといえば最初に名前が挙がってくる人」と惜しんだ。
 県ラグビー協会の石垣誠理事長(59)は「世界で勝っても、てんぐにならず、ひたむきにラグビーに取り組む姿勢は子どもたちの鏡だった。引退後もスポーツの良さを伝えてほしい」と、今後の活躍に期待した。

 ■感動忘れられない
 渡部修磐田市長の話 本当にお疲れさまでした。2015年のワールドカップ(W杯)で日本中に感動を与えてくれたことは今でも忘れられない。市内でも何度も学校訪問し、子どもたちに体を動かす楽しさを教えていただいた。1月からのシーズンで有終の美を飾れるよう、市民一丸となって応援していく。
 

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