米エアビー、ＩＰＯの仮条件レンジを引き上げる計画＝関係筋 - ロイター (Reuters Japan)

ロイター編集

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　１２月６日　米民泊仲介大手のエアビーアンドビーは、ナスダック市場で予定している新規株式公開（ＩＰＯ）について、仮条件レンジを１株当たり５６─６０ドルに引き上げる計画だ。写真はイラストレーション。３月１９日、ボスニア・ヘルツェゴヴィナのサラエボで撮影（２０２０年　ロイター/Dado Ruvic/Illustration）

［６日　ロイター］ - 米民泊仲介大手のエアビーアンドビーは、ナスダック市場で予定している新規株式公開（ＩＰＯ）について、仮条件レンジを１株当たり５６─６０ドルに引き上げる計画だ。事情に詳しい関係者が６日、匿名を条件に述べた。米国でのＩＰＯ株への需要の強さが裏付けられた。

エアビーアンドビーは１日の時点では、ＩＰＯの仮条件レンジを１株当たり４４─５０ドルに設定していた。

関係者によると、エアビーアンドビーは７日にも公的な文書で投資家に対して仮条件レンジの引き上げを通知する可能性がある、という。

ＩＰＯ価格が引き上げ後の仮条件の上限に決まった場合の調達額は３１億ドル。オプションなどを含めた完全希薄化後の評価額は４１８億ドルとなる。

これは、米国での新型コロナウイルス流行の初期に当たる４月に実施した資金調達ラウンドでの評価額１８０億ドルを大幅に上回る水準。２０１７年に行った、コロナ禍前の最後の資金調達時の評価額３１０億ドルも上回る。

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