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Thursday, December 17, 2020

日本株は原油関連高い、保険など安い-決定会合控えて様子見姿勢 - ブルームバーグ

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18日の東京株式市場は小幅下落して始まったが、上昇に転じるなど前日終値を挟んだ小動き。日銀会合を控えて動きづらい展開。米国の経済対策がまとまりそうなことや、米ファイザーがきょうにも日本で新型コロナワクチンの承認申請をするとの報道を受け、経済回復への期待から電気機器や精密機器など輸出株や銀行を中心に買われている。原油市況高を受けて石油・石炭製品など原油関連も高い。

  • TOPIXは前日比0.05ポイント高の1792.63-午前9時14分時点
  • 日経平均株価は25円01銭(0.09%)高の2万6781円66銭

<きょうのポイント>

  • 米国株式相場でS&P500種株価指数が過去最高値を 更新
    • NY原油4日続伸、2月以来の水準を回復
  • 米経済対策は週末も作業の公算大、超党派合意は「間近」- マコネル氏
  • 米新規失業保険申請件数、予想外に増加ー3カ月ぶり高水準
  • ファイザー、18日に日本で新型コロナワクチン承認申請へ- 報道

  みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジストは、米国の経済対策が近日中にまとまるとの期待が米株を押し上げたことや、前日の東証株価指数(TOPIX)が直近高値を超えてきたことから、「中期的な経済回復をにらんだリスクオン相場。短期的なモメンタムはあり、世界の景気敏感株としての日本株は上昇しやすい」と述べた。

  為替が対ドルで円高に振れている点については、「企業業績に重しになる可能性もあるが、リスクオンの中であれば対処可能」という。

  日本銀行は 金融政策決定会合を開催し、午後3時半から黒田東彦総裁が会見する。倉持氏は短観の改善から「当面は様子見で相場への大きなインパクトはなさそう」と話した。国内の新型コロナ感染者数が増加しており、「黒田総裁が会見で緩和的な発言をする可能性はある」という。

  • 東証33業種では電機、情報・通信、医薬品、精密機器、非鉄金属、石油・石炭製品が上昇寄与度上位
  • 機械、サービス、保険、不動産は下落

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