5月5日に発表されたUCI男女ワールドツアーカレンダーだが、驚きをもたらしたのは10月25日(日)開催の”北の地獄”パリ〜ルーベに女子レースが新設されること。女子レースの地位向上を掲げるUCIとレース主催者A.S.O.(アモリ・スポル・オルガニザシオン)の合意によって成立したものだ。
ロンド・ファン・フラーンデレン(2004年〜)、ヘント〜ウェヴェルヘム(2014年〜)、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ(2017年〜)など春のクラシックレース各主催者はここ近年女子レースの開催に努めてきたが、いよいよ2020年はパリ〜ルーベ女子レースを迎えることに。プレスリリースでは「女子ワールドツアーカレンダーの強化、そして女子スポーツの発展に対するA.S.O.の明確な指標だ」と触れられている。
トレック・セガフレードはUCI発表に合わせてプレスリリースを出し、リジー・ダイグナン(イギリス)やエレン・ファンダイク、ルシンダ・ブラント(共にオランダ)らのコメントを掲載。元世界王者のダイグナンは「素晴らしいサプライズ。本当に(発表に対して)喜んでいます。ルーベは自転車競技の象徴的かつ最もファンを魅了するレースの一つ。ファンを女子レースで魅了できればそれは本当に嬉しいこと」とポジティブな意見を示した。
北フランスの10〜11月は4月よりも雨量が多く、2002年以来の雨+泥レースとなる可能性も高い。しかしファンダイクは「ウェットコンディションになればどんなことも起こり得る、より魅力的なレースになると思う。よりエピックで、よりクールで、パリ〜ルーべ第一回目の女子レースがより愛されるものになると思う」と期待を寄せている。
A.S.O.によればレース距離、スタートラインなど詳細は近日中に発表されるという。
text:So.Isobe
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May 06, 2020 at 01:17PM
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雨レースの可能性も高い? 史上初のパリ〜ルーベ女子レース開催へ - トレック・セガフレード「待望の発表」 - cyclowired(シクロワイアード)
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