土産品を仕分けする昼神温泉郷の関係者ら=阿智村で |
新型コロナウイルスの感染拡大で、全宿泊施設が休業している阿智村の昼神温泉郷関係者らが二十六日、販売予定だった土産品などを村内の福祉・医療施設などに贈る活動を始めた。地域貢献と食品ロス防止の双方を狙った活動で、関係者は「地域の人たちとの相互関係を強くする機会にしたい」と話している。
昼神温泉郷には十九の宿泊施設があり、村が独自に発表した「新型コロナウイルス感染阻止宣言」などを受け、全施設が少なくとも五月六日まで営業を自粛している。活動には十一の宿泊施設と協力企業が賛同し、土産品のお菓子やソフトドリンクなど二百点以上が集まった。
二十六日には村内の特別養護老人ホーム「阿智荘」など四施設に届け、受け取った同ホームの職員は「今は新型コロナの関係で面会もできない時期なので、入居者の励ましになります。宿泊施設も大変なときなのに心遣いがありがたい」と話した。今後は学童施設や保育園などにも届ける。
企画に関わった旅館「日長庵 桂月」の小島嘉仁さん(40)は「新型コロナの打撃を受けているが、昼神温泉郷は負けないとのメッセージも発信したい」と語った。
(二神花帆)
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April 27, 2020 at 03:07AM
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福祉・医療施設へ土産品寄贈 昼神温泉郷関係者 - 中日新聞
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