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東京株式市場でTOPIX(東証株価指数)は小幅に下落。国内の大型連休の谷間で投資家が動きづらい中、インドなどでの世界の新型コロナウイルス感染拡大への懸念やソニーグループなど決算発表を終えた銘柄が下げ、電機や自動車、機械など輸出関連が安い。半面、陸運や小売り、化学や鉄鋼などの素材は高い。
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市場関係者の見方
りそなアセットマネジメントの下出衛チーフストラテジスト
- 決算発表は市場予想を上回っているところが多いが、足元のコロナの影響ももちろんあり見通しが慎重で反応がさえない銘柄が多い
- 米国の新型コロナの状況は良いが、足元の緊急事態宣言が予定通り解除されワクチン接種が進むなど全体のマクロ感が改善してこなければ、足踏み状態が続く
- グローバル景気の回復が続くとみているので、日本株も景気回復を織り込むような相場がくれば、アウトパフォームすると思うが年後半になるだろう
みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジスト
- 米新規失業保険申請件数が良好で雇用に改善が見られ、アマゾンやフェイスブック、アップルなどGAFAM企業の決算内容も良く米国の経済再開の勢いは強まっている
- バイデン米大統領の演説や米連邦公開市場委員会(FOMC)はサプライズなく予想通りで景気回復を支える
- 国内などの新型コロナ感染拡大や米国の長期金利上昇が警戒され、大型連休の谷間で動きづらい
東証33業種
下落率上位 | 輸送用機器、ガラス・土石、ゴム製品、機械、電機 |
上昇率上位 | 鉄鋼、海運、陸運、石油・石炭、水産・農林、電気・ガス |
背景
- 米GDP、1-3月速報値は6.4%増に加速-個人消費が記録的伸び
- 米新規失業保険申請件数、 パンデミック入り後の最少-経済再開で
- バイデン大統領「米国は再び動き出した」と宣言-就任後初の 議会演説
- インドの感染者数は累計1840万人、死者は計20万4000人を 上回る
- モデルナのワクチン、きょう朝に関空に到着すると承知-官房長官
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