ブリュッセル=青田秀樹、モスクワ=喜田尚
北大西洋条約機構(NATO)は11月30日の外相会議で、ウクライナ周辺で軍備を増強しているとされるロシアに対し、「団結して攻撃的な行動を抑止する」と確認した。ストルテンベルグ事務総長は「最悪の事態に備えねばならない」と強調。2014年のクリミア半島併合に続くロシアによるウクライナ侵攻もあり得るとの見方を示した。
外相会議は12月1日までの予定でラトビアの首都リガで開かれ、米ブリンケン国務長官らが出席した。外相会議では情勢を分析するとともに、パートナーと位置づけるウクライナへの支援を確認した。
ストルテンベルグ氏は記者会見で「ロシアの意図は読み切れない。事態は予測不能だ」と発言した。偶発的な衝突も含めて危機感をあらわにし、「ウクライナに再び侵攻すれば、ロシアは高い代償を払うことになる」と警告した。
ロシアは今年4月、併合後に実効支配するウクライナ南部クリミア半島や、親ロシア派が占拠する同国東部の国境近くで演習目的で10万人近いとされる軍を集結させ、主要7カ国の外相が「深い懸念」を表明する事態になった。
いったんは一部の撤収が発表…
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