[シドニー 6日 ロイター] - 豪ビクトリア州で6日、新型コロナウイルスの新規感染者が1420人報告され、過去最多だった前日の1763人から減少した。ただ、当局が規制緩和を検討する中、依然として高い水準にとどまっている。
新規感染者のほとんどは、州都メルボルンで確認された。死者は11人で、今回の感染拡大局面で最多となった。
メルボルンでは8月5日以降、厳しいロックダウン(都市封鎖)が導入されている。オーストラリアは感染力の強い変異ウイルスのデルタ株を中心に感染第3波に見舞われ、最大都市シドニーや首都キャンベラでもロックダウンが実施されている。
ビクトリア州当局は、州内の成人のワクチン接種比率が70%に達する見通しの10月下旬に一部の規制を緩和する計画だ。
隣接するニューサウスウェールズ(NSW)州ではワクチン接種がより進んでおり、10月11日に州都シドニーのロックダウン解除が予定されている。
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