10日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は上昇し、前日に比べ140円ほど高い3万0100円台で推移している。前日は9営業日ぶりに反落したものの、3万円の大台は維持したことから、次期政権の発足に向けて一段と上値を試す余地があるとみた短期筋などが買いを入れている。特別清算指数(SQ)に絡んだ買いなども入ったようだ。上げ幅は一時200円に迫った。
政府は9日に東京など19都道府県に発出している緊急事態宣言の延長を決定する一方、段階的に行動制限を緩和していく方針を決めた。相場への織り込みは進んでいるが、市場では「実際に具体的な緩和の方向性が見えてくれば、サービスなどリオープン(経済再開)銘柄が改めて物色される」(国内運用会社)との声がある。
市場関係者の関心が高い自民党総裁選を巡っては、河野太郎規制改革相がきょう出馬を表明する見通し。政治イベントを意識した買いも一定の支えになっているようだ。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反発している。
SBIがTOBを実施すると発表した新生銀は買い気配。前日の米株式市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇したのを受け、アドテストやスクリンなど半導体関連株が上昇している。資生堂やエプソンも高い。一方でエーザイや中外薬、ネクソンが安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
からの記事と詳細 ( 東証寄り付き 上げ幅200円に接近 半導体関連が高い - 日本経済新聞 )
https://ift.tt/3ldLjZK
No comments:
Post a Comment