[27日 ロイター] - INPEX(旧国際石油開発帝石)は、ベネズエラに保有する天然ガスの権益と石油合弁会社の株式を地元企業スクレ・エナジー・グループに売却した。ベネズエラから撤退する。事情に詳しい関係者が明らかにした。
売却したのは国営石油会社PDVSAと共同で展開する天然ガス事業の70%の権益と、合弁会社ペトログアリコの株式30%。
INPEXはコメントを控えた。スクレとPDVSAは、コメントの求めに応じていない。関係者は売却額を明らかにしていない。
ベネズエラはハイパーインフレに見舞われ、腐敗が横行し、マドゥロ政権に退陣圧力を強める狙いでPDVSAが米制裁対象に指定されるなど、経済危機が深刻化。フランスのエネルギー大手、トタル・エナジーズとノルウェーの石油大手・エクイノールが最近、二酸化炭素(CO2)排出量が多いとの理由で、PDVSAとの合弁事業から撤退した。
トタルとエクイノールは、ベネズエラのガス田の権益は維持している。
ロイターは今年6月、INPEXを含む日本企業の連合が、PDVSAとの合弁「Petroindependencia」の持ち株5%を売却したと報じていた。
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