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Friday, March 19, 2021

相手のことを考えるあまり?「不幸な関係」に留まる人が多いワケ - ハーパーズ バザー・オンライン

不幸な関係を続ける理由は、子どもや経済的な問題、自信のなさなど、少しあげてみただけでもいろいろなものがある。それにおそらく、この1年は「ロックダウンのせいで」というのも加わるだろう。

関係を続ける理由は人それぞれだけれど、もっともよくあるのは、実は私たちが持つ利他的本質によるものだ。

学術誌「Journal of Personality and Social Psychology」に掲載された研究によると、パートナーとの関係を続けるか否かを決める時、人は自分だけでなく、むしろパートナーの欲求やニーズを考えるのだという。

研究の主執筆者サマンサ・ジョエルは、相手が自分に頼っていると考えると、人はその関係から離れるのがより難しくなると説明する。

ほとんどの人は、パートナーと別れる時に単に自分のことだけを考えているわけではない

「その関係性において、パートナーの方が自分を頼っていると思った人は、別れを切り出す可能性が低い傾向にあります。パートナーがその関係に全力を注いでいると感じた人は、別れを切り出す傾向が低かったのです」

「その関係にそれほど真剣になっていない人や、その関係に個人的には満足していない人でも、その傾向がありました」

画期的な情報とは言えないかもしれないけれど、これで、ほとんどの人は、単に自分のことだけを考えているわけではないということが確認できる。

それに、関係性の大部分の時間は相手のことを考え、自分のニーズは妥協して過ごしてきたのなら、驚くことではないかもしれない。

しかし、問題は、もし自分がその関係を終わらせたら、相手がどの程度ダメージを受けるのか?という判断が完全に正しいとは限らないことだ。

「判断がどのくらい正確かはわかりません。もしかすると、パートナーがどれだけその関係に熱心かとか、別れたらどれほど辛いかということを過大評価している可能性があります」とジョエル。

たしかに、私たちは皆、優しく共感力のある人間だと考えるのはポジティブな面だが、だからといって、自分を不幸にする場所に留まる十分な理由にはならない。

誰かの感情を傷つけないために関係性を維持することは、長期的な解決策にはならない。そのうちに相手は何かが違うと気づいてしまい、それが徐々に不安感やパラノイアの原因になる可能性があるからだ。

それに、相手の立場になって考てもみよう。自分と一緒にいたくないと思っている人と、これからも一緒にいたいと本当に思うだろうか?と。


Translation: Mitsuko Kanno From Red UK

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