これは、社団法人「韓国女性の電話」が8日の「国際女性デー」を迎えるにあたり、この1年間にメディアで報道された女性殺害事件を分析、発表したものだ。 「韓国女性の電話」の分析によると、被害者97人のうち、事実婚関係を含めて配偶者に殺害されたケースは45人、デートをする間柄の男性に殺害されたケースは48人だったという。 殺人未遂で生き残った女性も131人いた。「韓国女性の電話」は、「1.6日に1件の割合で女性が殺害されたり、殺害の危険にさらされたりしたが、これはメディアが報道した最小限の数で、実際ははるかに多いだろう」と話す。 殺人と殺人未遂の加害者が明らかにした犯行動機の中で、最も多いのは「離婚・別れを求めたり、加害者の『寄りを戻したい』『会いたい』という要求を拒否したりしたため」（53人・23.3％）だった。「会ってくれない」という理由で女性を殺害したのだ。以下、「腹を立ててけんかになり、偶発的に」（52人）、「他の男性との関係を疑ったから」（34人）の順に多かった。この他にも「食事の支度をしないから」「すごく愛しているから」「寝ようとしているのに、声をかけるから」「酒を飲んで帰ってきたから」「旅行に行こうと言ったのに、拒否したから」などの理由を挙げた加害者もいた。 昨年、「韓国女性の電話」にドメスティックバイオレンス(DV、家庭内暴力)、性暴力、デートDVなどの暴力被害を訴えた相談電話も3万9000件に達した。このうち、本部で行われた相談1084件の被害者と加害者の関係を分析してみると、元あるいは現在の配偶者や恋人、交際相手が42.9％で、親密な関係の男性が加害者であるケースが半分に近かった。
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