The New England Journal of Medicineにて、新型コロナウイルス感染症のワクチン(BNT162b2)の有効性を調査した論文が24日(現地時間)付で公開されている。
イスラエル最大の医療機関Clalit Health Services(CHS)のデータを利用して調査を実施したもの。2020年12月20日から2021年2月1日の期間で新たにワクチン接種をした人を対象に、人口統計学的・臨床的特徴に基づいて、1:1の比率でワクチン接種をしていない人と照らしあわせ、接種後の期間に応じたワクチンの有効性を調べた。各グループのサンプルは59万6,618。
調査の結果、推定されるワクチンの有効性は、1度目の接種後14日から20日の期間/21日から27日の期間で、感染に対して46%/60%、発症に対して57%/66%、入院が必要な症状に対して74%/78%、重症化に対して62%/80%、関連死に対して72%/84%となった。さらに、2回目の接種から7日後の場合では関連死を除く4つについて、推定で92%、94%、87%、92%の有効性があるとしている。
研究グループでは、無作為試験による調査と同様に、今回の結果からもワクチンが高い有効性をもつことが推定できるとしており、なかでも入院や重症化、関連死といったリスクの高い症状に対して有効性が高いことや、時間が経過するとともに効果が高まることも示唆しているとした。
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