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Friday, January 29, 2021

「契約書は偽造の可能性高い」、ポーラHD社長へ株譲渡「無効」…東京地裁判決 - 読売新聞

 ポーラ化粧品本舗(現・ポーラ、東京)の鈴木常司元会長(2000年11月死去)が、ポーラの持ち株会社「ポーラ・オルビスホールディングス」(東証1部上場)の鈴木郷史社長(66)に関係会社の株式を譲渡するとした契約の有効性が争われた訴訟で、東京地裁は29日、契約を無効とする判決を言い渡した。伊藤繁裁判長は「契約書は偽造の可能性が高い」と指摘した。

 判決によると、契約書は2000年6月27日付で、常司氏がおいの郷史氏に関係会社株を有償譲渡する内容。これにより、郷史氏はこの会社の株式の過半数を保有した。

 しかし、常司氏の元側近は17年12月、「自分と郷史氏が常司氏の死後に契約書を捏造ねつぞうし、郷史氏は無償で株を取得した」と内部告発。判決は、契約書に収入印紙がないなど不自然な点があると指摘し、元側近の告発内容は信用できると判断した。

 常司氏の妻と郷史氏らの間では遺産相続を巡る紛争が続いている。郷史氏の代理人弁護士は「一切コメントできない」としている。

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