2020年12月29日15時24分
男子テニスで世界ランキング56位の西岡良仁(ミキハウス)は、異例のシーズンとなった2020年を終え、さらなる飛躍を見据える。「正直、もっと高いランキングにいられるはずだと思っている」
新型コロナウイルスの影響で中断されたツアーは8月に再開。厳しい感染対策の規制がある中での転戦は、「遠征先でも帰国してもなかなかリラックスできず、かなりタフだった」と言う。その中でも20位台や30位台の選手に何度も勝ち、着実に自信を付けた。
これまでとは違うツアー生活で、コート外の活動も目立った。ユーチューブの動画配信やオンラインのイベントを積極的に行い、全日本男子プロテニス選手会では理事として活発に動いた。「(将来は)僕が動いたときに選手に大きなスポンサーが付いたり、(日本で)ツアー大会が3大会ぐらいあったり、そんな状況をつくりたい」。テニス人気を向上させたいとの思いが、現役のうちからプレー以外にも力を注ぐ原動力となっている。
21年は大きな目標としてきた東京五輪がある。現在の世界ランクは出場資格圏内。「(観客数などで)規制を設ければ開催可能だと思う」と話し、無事行われることを願う。自国開催の大イベントは、テニスをアピールする絶好の舞台だ。
相手が嫌がる粘り強いラリーや戦術には磨きがかかり、地道な筋力強化などのトレーニングも実を結んできた。25歳となり、「あと数年は自分のベストを出せるかなと思う」。今年2月にマークした自己最高48位の更新も期待できそうだ。
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