トランプ米大統領からホワイトハウスを奪還するための激しい選挙戦で勝利を確実にした民主党にとって、次の仕事はさらに困難かもしれない。同党は伝統的に共和党寄りとされるジョージア州で来年1月5日行われる2組の上院選決選投票で勝利する必要がある。
バイデン次期大統領の就任後2年間の政策課題の行方と、共和党が上院多数派を失うかどうかが懸かる同州の決選投票に向けて記録破りの選挙資金が準備されており、州外からの関心も高まっている。
3日にジョージア州で行われた上院選ではどの候補の得票率も50%に届かず、異例のダブル決選投票が行われる運びとなったが、通常なら激しい争いにはならない。同州で民主党候補が最後に上院選に勝利したのは20年前で、決選投票では通常投票率が高まらないため地元で強い党が有利とされるためだ。
上院選は現在、民主・共和ともに48議席ずつ獲得した状態で、ノースカロライナ州とアラスカ州では集計作業が続いているが両州とも共和党の現職が勝利の見込み。民主党が上院で50議席を獲得するにはジョージア州で2議席とも獲得することが必要だ。それが実現すれば、賛否同数の場合にカマラ・ハリス次期副大統領が決定票を投じる権利を持つため、民主党が上院多数派となる。

ジョージア州ローレンスビルで投票用紙を確認する選挙当局者。
写真家:Elijah Nouvelage / Getty Images
歴史的なシフト
トランプ大統領は共和党有権者を鼓舞してせめて上院で多数派を維持するよう努めるかもしれないが、共和党現職のデービッド・パーデュー氏とケリー・ロフラー氏が当選確実だとは決して言い切れない。バイデン氏は大統領選でジョージア州での勝利に向かっており、勝てば1992年以来初めて民主党が同州を制したことになる。また、2018年の同州知事選の民主党候補だったステーシー・エイブラムス氏は接戦の末に敗れたものの、その選挙戦の基盤の多くはまだ健在だ。
パーデュー氏と対決する民主党候補ジョン・オソフ氏とロフラー氏の対抗馬ラファエル・ウォーノック氏にとって期待が持てるのは、同州を共和党の牙城から徐々にシフトさせる人口動態のトレンドだ。比較的若い登録有権者は過去4年間に68%の大幅増加となった一方、65歳を上回る高齢の登録有権者数は停滞している。

ロフラー上院議員
写真家:ケビンC.コックス/ゲッティイメージズ
原題:
Biden’s Hopes for Senate Control Face Long Odds in Georgia (2)(抜粋)
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November 10, 2020 at 11:27AM
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米民主党の上院過半数獲得に高いハードル、ジョージア州でダブル決選 - ブルームバーグ
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