【ブリュッセル＝畠山朋子】１月末の英国の欧州連合（ＥＵ）離脱を受けて、ＥＵと英国の間で将来関係を決める交渉が３月２日から正式に始まることになった。ＥＵ加盟２７か国が２５日、総務理事会を開き、執行機関・欧州委員会に交渉権限を委任した。英国とＥＵは、新たな自由貿易協定（ＦＴＡ）などについて、移行期間が終了する１２月末までの合意を目指す。
欧州委員会は２５日に発表した交渉方針で、焦点となっているＦＴＡ交渉について、「平等な競争条件が確保されているすべての分野において、関税なし、数量制限なしの通商関係を目指す」とした。その条件として、環境分野や企業への補助金、雇用などの基準をＥＵに合わせるよう英国に求めた。
また、英国領海でのＥＵ域内国の漁業権を、現状通り維持するよう求める考えを示した。
ＥＵのバルニエ首席交渉官は２５日の記者会見で、「（英国との交渉で）管理され、公平でバランスのとれた関係構築を主張していく」と述べた。
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February 26, 2020 at 09:23AM
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ＥＵと英国、将来の関係は…３月２日から正式交渉開始 - 読売新聞
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